オガワ タクミ   Ogawa Takumi
  小川 匠
   所属   鶴見大学  歯学部 歯学科 クラウンブリッジ補綴学
   鶴見大学  歯学部 歯学科 歯科医学教育学
   職種   教授
論文種別 【査読あり】 研究論文(学術雑誌)
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 Factors associated with occlusal plane inclination in adults
掲載誌名 正式名:日本顎口腔機能学会雑誌
ISSNコード:13409085
出版社 日本顎口腔機能学会
巻・号・頁 24(1),pp.18-24
著者・共著者 Sasaki Keita,Shigemoto Shuji,Shigeta Yuko,Hirabayashi Rio,Tsumita Mitsuyoshi,Ikawa Tomoko,Ikuta Naoko,Okuma Katsumi,Yamamoto Takatsugu,Ogawa Takumi
発行年月 2017/09
概要 成人でみられる咬合平面の変化を推定するための線形回帰モデルを、歯列に関するパラメータなどから構成することを試みた。歯冠補綴治療目的で当科を受診した患者で、顎変形症や重篤な顎関節炎などがみられない143例(男性74例、年齢24〜74歳)を、欠損歯が無い60例(無欠損歯群)と存在する83例(欠損歯群)とに分類した。セファロ画像分析にて13種の計測値を測定し、年齢や口腔内所見の因子と共に線形回帰分析に供して咬合平面の変化に関連している因子の同定を試みた。無欠損歯群と欠損歯群との間で有意差が認められた計測値は8種存在した。Camperの咬合平面角は全種の計測値と相関していた。欠損臼歯数、下顎下縁平面角、Camper平面に対する上顎または下顎の切歯軸、の4種の計測値によってCamperの咬合平面角における分散の69.8%を説明することができた。臼歯部咬合支持を失っている成人患者では咬合平面傾斜の評価が重要であることが示唆された。