オガワ タクミ   Ogawa Takumi
  小川 匠
   所属   鶴見大学  歯学部 歯学科 クラウンブリッジ補綴学
   鶴見大学  歯学部
   鶴見大学  歯学部 歯学科 歯科医学教育学
   職種   教授
論文種別 【査読あり】 研究論文(学術雑誌)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 頭頸部再建外科の新展開 上下顎の理想的再建 カスタムメイド・チタンメッシュトレーと自家海綿骨骨髄細片を用いた下顎骨再建
掲載誌名 正式名:頭頸部癌
ISSNコード:18818382
出版社 (一社)日本頭頸部癌学会
巻・号・頁 39(4),422-429頁
著者・共著者 濱田 良樹,山田 浩之,中岡 一敏,小川 匠,重田 優子,井川 知子,平井 真也,平林 里大,水野 行博,川村 昇,原田 直彦,市川 雅之
発行年月 2013
概要 本論文では、著者らが行っているカスタムメイド・チタンメッシュトレーと自家海綿骨骨髄細片を用いた下顎骨再建術を代表症例を提示しながら紹介する。このチタンメッシュトレーは下顎骨欠損部に正確に適合し、CAD/CAMと歯科技工の技術を駆使することで、個々の患者の最終的な咬合回復に適した外形を備えている。本法を用いて11人の下顎骨欠損患者(9人の区域欠損と2人の辺縁欠損)の下顎を再建した。再建手術は全例とも支障無く終了し、術後の患者の顔貌もほとんどの症例で整容的に十分許容できるものであった。11例中2例のオトガイ部を含む欠損例で術後3ヵ月以内のチタンメッシュトレーの破折を経験したが、海綿骨骨髄細片と補強型チタンメッシュトレーを適用して再手術を行ったところ良好な結果が得られている。以上より本法には若干の改良の余地が残されているものの、従来の再建方法に比べると臨床的により予知性の高い方法であると思われた。(著者抄録)
DOI 10.5981/jjhnc.39.422