ミヤザキ テンショウ
Miyazaki Tensho
宮﨑 展昌 所属 鶴見大学附置研究所 附置研究所 仏教文化研究所 職種 准教授 |
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論文種別 | 【査読あり】 研究論文(学術雑誌) |
言語種別 | 英語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Background to the Compilation of Chapter IV of the Ajatasatrukaukrtyavinodhanasutra: Was Chapter IV Originally a Separate Text? |
掲載誌名 | 正式名:Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu) ISSNコード:00194344 |
出版社 | 日本印度学仏教学会 |
巻・号・頁 | 56(3),pp.1110-1113 |
著者・共著者 | MIYAZAKI Tensho |
発行年月 | 2008 |
概要 | 『阿闍世王経』は,第3章に相当する『放鉢經』(T629)が現存することから,諸先行研究では第3章は元来は独立していたテキストと考えられたきたが,その他の章節をめぐる編纂事情についてはこれまで明らかにされてこなかった.本稿で筆者は『阿闍世王経』第4章に注目し,以下の3点から第4章が元来は独立したテキストか否かについて検討を試みた.第一に,第4章の内容と前後の章節との文脈について検討した.第4章の内容は単独で完結しており,文脈についても前後の章節とは明確な連続性は見られない.次に,第4章の登場人物に関する相違点・矛盾点について検討した.他の章節との相違点として,第4章には『阿闍世王経』の主要登場人物である文殊が一切登場しないという点が挙げられる.矛盾点としては,第4章には「サーガラマティ」という名の比丘が登場するが,第1章で同じく「サーガラマティ」という名の菩薩が登場していて,異なる人物に対して同じ名称が用いられるという点である.最後に,独 |
NAID | 110007043127 |
PermalinkURL | http://ci.nii.ac.jp/naid/110007043127 |