ミヤザキ テンショウ
Miyazaki Tensho
宮﨑 展昌 所属 鶴見大学附置研究所 附置研究所 仏教文化研究所 職種 准教授 |
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論文種別 | 【査読あり】 研究論文(学術雑誌) |
言語種別 | 英語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | The Ajatasatrukaukrtyavinodanasutra and the Asheshiwang shouji jing 阿闍世王授決經 |
掲載誌名 | 正式名:Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu) ISSNコード:00194344 |
出版社 | 日本印度学仏教学会 |
巻・号・頁 | 57(3),pp.1215-1219 |
著者・共著者 | MIYAZAKI Tensho |
発行年月 | 2009/03 |
概要 | 本稿では,『阿闍世王経』(Ajatasatrukaukryavinodanasutra)の第11章末尾から第12章冒頭にかけての部分と『阿闍世王授決經』(大正No.509.以下『授決經』と略称)末尾部分の間において,類似した叙述が見られることを報告するとともに,両経の当該部分をめぐる編纂事情について考察した.両経の間で共通した記述とは,具体的には「阿闍世王とその王太子への授記」に関するものであり,固有名詞や数詞が一致あるいは類似していることから両経の間に編纂上の関わりがあったことは疑いない.『授決經』のほうが『阿闍世王経』よりも簡潔な表現となっていることなどから,『阿闍世王経』が『授決經』を参照にしたか,『授決經』と『阿闍世王経』の間に共通の典拠があったものと推測される.以上の考察は『阿闍世王経』の編纂過程解明の一助となるものである. |
NAID | 110007160504 |
PermalinkURL | http://ci.nii.ac.jp/naid/110007160504 |