ミヤザキ テンショウ   Miyazaki Tensho
  宮﨑 展昌
   所属   鶴見大学附置研究所  附置研究所 仏教文化研究所
   職種   准教授
論文種別 【査読あり】 研究論文(学術雑誌)
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 Discerning the Original Language of the Tibetan Versions of Mahayana Sutras From a Simple Mistake in the lDem kar ma Regarding the Ajatasatrukaukrtyavinodhanasutra
掲載誌名 正式名:Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu)
ISSNコード:00194344
出版社 日本印度学仏教学会
巻・号・頁 55(3),pp.1101-1105
著者・共著者 MIYAZAKI Tensho
発行年月 2007/03
概要 デンカルマとパンタンマの両チベット古経録の間には,『阿闍世王経』 (AjKV) に関する記述に大きな相違がある. すなわち, デンカルマでは中国より翻訳された経典とされているのに対して, パンタンマではインド語より翻訳された経典と記述されている. そこでいずれの経録の記述がより信頼できるものかを, 以下の3つの視点から調査した.<br>まず, チベット語訳 AjKV のコロフォンに記載された2人の学者については, 漢文蔵訳に携わった形跡は見当たらなかった. 次に,AjKV に関する漢訳資料の検討によると, 現存する三本の完本からの翻訳は考えられないが, 経録などに記載のある「現存しない漢訳」からの蔵訳の可能性が僅かながらに残される.<br>その可能性については,視点を変えて,現存するチベット語訳 AjKV そのものの文体を分析するという視点から考える. すなわち, サンスクリット語と漢語での関係詞表現の有無に注目し, 関係詞の有無が, チベット語訳テキストの原語の同定に有
NAID 110006272299
PermalinkURL http://ci.nii.ac.jp/naid/110006272299