フナヤマ ヒロミ   Funayama Hiromi
  船山 ひろみ
   所属   鶴見大学  歯学部 歯学科 小児歯科学
   職種   講師
研究期間 2017/04~2020/03
研究課題 気管支喘息の発症機序と発作誘因における血小板の役割について
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 17K11976
代表分担区分 研究代表者
概要 喘息は気道過敏性の亢進,気道狭窄を特徴とする慢性閉塞性の肺疾患である.Gタンパク質結合受容体はAktのリン酸化を含むシグナル伝達を介して気管支平滑筋(ASM)の細胞増殖を促進する事が報告されている.またNeurokinin-1(NK1)は気道収縮を引き起こすことが知られている.当初NK1受容体の活性化は病的なASM増殖を促進すると考えていた.しかし,我々は,予想に反してNK1受容体作動薬のSM-SubPは,NK1を高発現させたASM細胞を用いた実験で,血小板由来成長因子(Platelet Derived Growth Factors: PDGF)による細胞増殖を阻害したことを報告した.本研究ではNK1受容体を高発現したASM細胞におけるPDGFによる細胞増殖のメカニズムの解明をめざして,G蛋白βγシグナリング阻害薬(gallein)を用いた実験を行った.ヒト気管支平滑筋初代培養細胞にレンチウィルスを用いたNK1受容体の遺伝子導入を行った.細胞増殖の評価についてはBrdUの取り込み: Cell Proliferation ELISA, BrdU (chemiluminescent) (Roche)を用いた.Gallein (10 u