ニフジ アキラ   Nifuji Akira
  二藤 彰
   所属   鶴見大学  歯学部 歯学科 薬理学
   職種   教授
研究期間 2010~2012
研究課題 歯周組織再生過程におけるアネキシンA5の機能の組織学的解析
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 22592053
キーワード 組織幹細胞, 腱, β-galactosidase, 歯根膜, アネキシン a5, アポトーシス, アネキシンA5(Anxa5), アネキシンA5(Anxa5)
代表分担区分 研究分担者
代表者 島田 明美
概要 歯周組織の発生および再生過程におけるアネキシンa5発現細胞の局在と機能を組織学的に解析した。Anxa5は生後1週では歯根形成領域で、生後4週以降歯根根尖部や歯頸部歯根膜、ならびにセメント芽細胞や骨膜細胞で発現していた。歯周組織の中でAnxa5を強く発現する細胞が認められ、その一部は血管周囲に分布していた。生後6週で臼歯を再植した後の歯周組織再生過程において、Anxa5陽性細胞数は、再植3日後に急激に増大した。生後8週において、野生型に比べてAnxa5機能欠損マウスでは根尖部セメント質の形成が少なく、歯根膜の幅が大きかった。一方、成体の長管骨では腱・靭帯付着部で骨が増大する傾向が認められた。硬組織と周辺組織の発生・リモデリング・再生過程におけるAnxa5の関与が示唆された。