ナカヤマ リョウコ   Nakayama Ryoko
  中山 亮子
   所属   鶴見大学  歯学部 歯学科 病理学
   職種   助教
研究期間 2017/04~2020/03
研究課題 唾液腺特異的傷害モデルマウスの作出とEGFR2/MUC1経路による修復機構の解明
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 17K11633
概要 唾液腺組織の傷害と修復機構をin vitroで検討するために、TRECK法を用いて唾液腺組織特異的傷害モデルマウスを作出した。唾液腺特異的に発現するアミラーゼ遺伝子(AMY1C)およびMUC7遺伝子のプロモーター配列をTA-クローニングし、ヒト-ジフテリアトキシン(DT)受容体が組み込まれたTRECKベクター(AMY1C-TRECKおよびMUC7-TRECK)を作製した。野生型マウスはDTに対して非感受性であるためDTを投与しても組織に影響はないが、細胞特異的にDT受容体を発現する遺伝子改変マウスにDTを投与すると、DT受容体を発現した細胞のみが傷害される。この遺伝子を受精卵へマイクロインジェクションし、遺伝子改変マウスを作出した。トランスジーンの発現が確認されたF0マウスは、AMY1C遺伝子のプロモーター配列を組み込んだ系統は48系統が得られ、そのうち16系統の顎下腺にヒトDT受容体の発現を確認したが、複数の臓器に発現が見られたため、顎下腺に発現が強い1系統を維持している。本系統の顎下