ハマダ ヨシキ
Hamada Yoshiki
濱田 良樹 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 口腔顎顔面外科学 職種 教授 |
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研究期間 | 2006~2007 |
研究課題 | 高次元情報を利用した上気道構造の画像診断システムの開発と診断基準の確立 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
科研費研究課題番号 | 18390501 |
キーワード | 歯科放射線診断学, 上気道, 高次元画像, 無作為割付試験, 閉塞性睡眠時無呼吸症候群, Computed Tomography, Polysomonography, 睡眠時無呼吸症候群, Polysomnography, 画像診断 |
代表者 | 小林 馨 |
概要 | 診断基準の項目としては上気道の3次元再構成像から、上気道の総容量、最狭窄部位の算出を可能とした。これにより患者個々の上気道の形態学的な検査が可能となった。臨床的な診断精度の検討としては、前述の画像データから、上気道再狭窄部の位置、その形態から、歯科領域で使用するOral Applianceの製作顎位の検討としての有効性を示した。また、上気道総容量評価、並びに再狭窄部位の影響がOral Appliance設定顎位および装効率に有益であることも明らかとし、本システムにおける診断精度の高さを示した。また、平成18年からの2年間鶴見大学歯学部いびき外来に来院した、睡眠時無呼吸症候群患者を連続抽出し、前述の上気道の解剖学的評価基準を元にOral Applianceを製作し、本プロジェクトにより設置したPolysomonogrphyにて、装着前後の睡眠レベルを検査した。Oral Applianceを製作した80症例中、装着前後の計測が得られた症例は20症例で、著効11症例,有効4症例,無効5症例で、75%の有効率となった。以上より本プロジェクトで行った、Oral Appliance治療の観点から見た、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断システムと診断基準の確立は十分な成果を得たと考える。 |