サトムラ カズヒト
Satomura Kazuhito
里村 一人 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 口腔内科学 職種 教授 |
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研究期間 | 2017/04~2020/03 |
研究課題 | 成熟機能細胞の分化転換能(分化可塑性)を利用した新たな組織再生療法の可能性 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
科研費研究課題番号 | 17H04411 |
キーワード | 分化可塑性, 組織再生, 分化転換, 再生医療, 脊髄損傷 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 里村 一人 |
概要 | これまでの結果をもとに、成熟機能細胞の一つである骨芽細胞株による脊髄損傷の再生医療と同様に、他の組織・臓器由来の様々な成熟機能細胞を用いてもそれらによる同様の脊髄損傷への再生治療が可能か否かにつき検討することで、周囲環境による分化転換現象を利用した再生医療が、どのような成熟機能細胞でも普遍的に可能であるか、または各種成熟機能細胞それぞれにより周囲環境による分化転換誘導の反応性に差があるのか否かを明らかにする。この検討により、再生医療に用いる細胞は目的となる組織・臓器により選定すべきかあるいはどの細胞にも分化転換するポテンシャルがあるのかを確認し、臨床応用に際し、より安全かつ確実な細胞源の確保を目指す。具体的にはまず、比較的入手が容易あるいは臨床を想定して患者負担が少ないと考えられる以下のような細胞を用いて、脊髄損傷部への移植を行い、検討する。①口腔粘膜上皮細胞②皮膚線維芽細胞③軟骨細胞④筋細胞⑤神経細胞⑥血管内皮細胞⑦脂肪細胞 さらに本研究では、脊髄損傷のみならず、他の組織・臓器における再生医療にも、各種成熟機能細胞を細胞源として用いることが可能であるか否かについても検討する。 |