サトムラ カズヒト
Satomura Kazuhito
里村 一人 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 口腔内科学 職種 教授 |
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研究期間 | 1999~2000 |
研究課題 | 口腔扁平上皮癌における血管新生と細胞接着分子との関連 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 11671991 |
キーワード | 血管新生阻害剤, TNP-470, 口腔扁平上皮癌細胞, 血管新生, E-カドヘリン, 細胞接着分子 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 桃田 幸弘 |
概要 | 2. 血管新生は固形癌の浸潤・転移および増殖を規定する主要な因子の一つである。近年、血管内皮細胞の増殖抑制など血管新生を阻害することにより癌の増殖・転移を制御することが可能であるという概念のもと、種々の血管新生阻害剤が見い出され、固形癌の新規化学療法として期待されている。そこで、口腔扁平上皮癌の増殖に対する血管新生阻害剤の影響および有用性をフマギリン誘導体であるTNP-470を用いて検討するとともに、その血管内皮細胞に対する選択的な増殖抑制機構の解析を行った。その結果、口腔扁平上皮癌さいぼうは血管新生を促進していることが明らかとなった。また、血管新生阻害剤TNP-470は口腔扁平上皮癌の増殖抑制効果を示し、その新規化学療法剤としての有用性が示唆された。さらに、血管内皮細胞のTNP-470に対する選択的な高い感受性は細胞受容体数の差によるものでないことが明らかとなり、受容体結合以後の標的分子の差によるものと考えられた。 |