ニフジ アキラ
Nifuji Akira
二藤 彰 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 薬理学 職種 教授 |
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研究期間 | 2004 |
研究課題 | 癌に対するインテグリン・オステオポンチン阻害分子の転移抑制とその制御機構 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 特定領域研究 |
科研費研究課題番号 | 16022221 |
キーワード | メラノーマ細胞, 骨浸潤, Tob, 骨膜, 悪性黒色腫細胞, 腫瘍形成 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 野田 政樹 |
概要 | 平成16年度においては癌に対するインテグリンの転移に対する抑制能のアッセイ系と分子機能解析の検討を行った。メラノーマ細胞(B16)において骨への浸潤性がOPNの非存在および存在によって抑制あるいは促進における系についてのin vitroの検討を行いECI社製の細胞移動自動計測装置を用い、B16細胞がOPNを含まない血清あるいは含む血清に対し移動する動的なパラメータの計測が可能であることを明らかにした。さらに骨への悪性黒色腫細胞のin vivoにおける骨膜との関連についてのアッセイ系を確立した。即ち、OPNの存在する野生型および非存在のノックアウトマウスのそれぞれにおいて頭頂骨の骨膜上にB16細胞を播種しこれによる腫瘍形成の元に骨への癌浸潤の抑止モニターを可能とする系を開発した。また骨への癌細胞の増殖に関わると推察される細胞シグナルであるTobのin vivoにおける機能を検討した。即ち、Tob蛋白を欠失する動物においてはBMPに対する抑制活性が減弱し、この結果として骨形成が亢進することを明らかにした(PNAS2004)。 |