フナヤマ ヒロミ
Funayama Hiromi
船山 ひろみ 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 小児歯科学 職種 講師 |
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研究期間 | 2005~2006 |
研究課題 | エンドトキシン等によるケミカルメディエーター誘導に対するNOD系刺激の増強効果 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業 若手研究(B) |
科研費研究課題番号 | 17791297 |
概要 | 近年,細菌細胞壁ペプチドグリカン(PGN)の細胞内レセプターが証明された.すなわち,NOD1(FK156およびFK565)はmeso-diaminopimelic acid(meso-DAP)を含むペプチド構造を,NOD2は,ムラミルジペプチド(MDP)構造を認識する.MDPを前投与されたマウスでは,エンドトキシンに対する感受性が上昇することが知られている.本研究では,NOD系リガンドを前投与したBALB/cマウスにおける各種Toll-like receptor(TLR)リガンドによるヒスタミン合成酵素histidine decarboxylase(HDC)活性誘導を検討した.合成NOD系リガンド3標品単独でのHDC誘導活性はいずれも弱かったが,肺と肝臓に低レベルながら有意にHDC活性を誘導した.合成リピドA(TLR4リガンド),FSL-1(合成TLR2/6リガンド)およびPoly I:C(合成TLR3リガンド)も,単独で,HDC活性を誘導した.3種のNOD系リガンドは,リピドAの他,FSL-1,Poly I:CによるHDC活性誘導を増強するプライミング作用を示した.特にFK565は経口投与を含む様々な経路でもプライミング作用を示した.CpG DNA(合成TLR9リガンド)はHDC活性を単独で誘導せ |