鶴見大学教員情報

ハマダ　ヨシキ Hamada Yoshiki 濱田　良樹所属鶴見大学歯学部歯学科　口腔顎顔面外科学職種教授
研究期間	2009～2011
研究課題	4次元顎運動解析システムを用いたスクエアマンディブルの病態モデルの構築
実施形態	科学研究費補助金
研究委託元等の名称	日本学術振興会
研究種目名	基盤研究(C)
科研費研究課題番号	21500456
キーワード	コンピュータ外科学, 4次元解析, シミュレーション, スクエアマンディブル, 病態モデル, 咀嚼筋腱・腱膜過形成症
代表者	中岡一敏
連携研究者	濱田良樹, 小川匠
概要	重篤な開口制限を有するスクエアマンディブルに対して、4次元咀嚼筋解析システムを導入し、その病態、病因解明を目的とした研究を行った。本システムを18名のスクエアマンディブル患者に適応した。患者の最大開口時における各咀嚼筋の伸展率を比較検討したところ、患者の側頭筋の伸展障害が有意に低いことが判明した。また、解析結果に従った手術加療により、開口障害が全症例で改善された。以上より、本疾患の開口制限は側頭筋の伸展障害が主体をなすことが示唆された。本システムは,従来の画像検査と異なり,各咀嚼筋の動態を視覚的にかつ客観的に評価することが可能で,その解析結果の妥当性は,本症例の手術結果に反映されたものと考えられた。