サトムラ カズヒト
Satomura Kazuhito
里村 一人 所属 鶴見大学 歯学部 歯学科 口腔内科学 職種 教授 |
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研究期間 | 2002~2003 |
研究課題 | 口腔癌の蛍光診断および光線力学治療の開発とその細胞生物学的検討 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 萌芽研究 |
科研費研究課題番号 | 14657528 |
キーワード | 口腔癌, 青色ダイオードレーザー, 5-アミノレブリン酸, 蛍光診断, 前癌病変, 光線力学療法, プロトポルフィリンIX, アミノレブリン酸, レーザー, オプティックファイバー, フォトフリン |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 長山 勝 |
概要 | 基礎実験では、5-ALAおよびALA-Hexに加えて6種類の新規ALA誘導体を用い、マウス角化細胞株における細胞内PPIXの蓄積を蛍光光度計を用いてその蛍光強度を測定、比較した。またPPIXの細胞内局在は蛍光顕微鏡により観察した。さらに増感薬剤で処理した細胞にレーザー光を照射し、MTT法によりその光毒性を比較検討した。その結果、新規ALA誘導体はALAと比較して、同濃度もしくは低濃度で細胞内PPIX蓄積を亢進し、さらに光毒性も増強した。一方今回用いた濃度では、これらの誘導体は、ALA-Hexにみられるような細包毒性は認めなかった。また単位時間内に細胞内に取り込まれる薬剤量は、ALAと比較して同程度から約16倍に増加した。以上より新規ALA誘導体は、in vitroにおいてALAよりも低濃度で光毒性を示す一方、細胞毒性は低いことから、ALA-PDTにおいて治療効果の増強、投与量の削減、副作用の軽減に有用である可能性が示唆された。 |